平素は当社グループへの格別のご支援・お引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
2023年5月期第2四半期の業績については、2022年3月に飲食店等に対する制限が解除されて以降、外食産業を取り巻く環境は回復が進み、当社グループにおいても需要回復に加え収益改善等の取り組みが成果を上げ、売上高は二桁超の伸長、利益面も大きく改善しました。
売上高は308億25百万円(前年同期比17.7%増)、営業利益は1億64百万円(前年同期は営業損失2億5百万円)、経常利益は1億91百万円(前年同期は経常損失1億34百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は94百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失2億18百万円)となりました。
外商事業においては、外部環境が回復したことや、中食・病院等の幅広い業態に対する販売活動に注力し、売上高は190億円(前年同期比23.5%増)と大きく伸長しました。利益面については、物流費の抑制など収益性の改善に取り組み、営業損失76百万円(前年同期は営業損失3億20百万円)と前年同期に対して2億円超の改善となりました。
アミカ事業においては、売上高は103億14百万円(前年同期比9.2%増)、営業利益は 6億62百万円(前年同期比29.3%増)となりました。外部環境の回復に伴い、外食事業者向けの販売は前年同期に対して16%増と伸長しました。一般消費者向けの販売も前年同期に対して4%増となり、コロナ前と比較すると一般消費者の顧客獲得が売上成長に寄与しています。新規出店については、2022年7月にアミカ四日市店(三重県四日市市)を移転オープンしました。下期には東海地区に1店舗の出店を予定しています。
水産品事業においては、売上高は、回転寿司やレストランチェーン、食品メーカー、量販店向けなど、幅広い得意先に対する貝類の国内販売に注力するとともに、国産帆立貝等の輸出販売に取り組み、15億76百万円(前年同期比13.2%増)となりました。営業利益については、原料事情や為替影響などから前年同期ほどの利益率を確保できず、59百万円(前年同期比25.3%減)となりました。
通期の業績予想については、これまでのように外食産業に対する営業自粛等の厳しい要請が出されず、一定の落ち着きを取り戻すことを前提として、売上高は630億円(前期比13.1%増)、営業利益は3億60百万円(前期比160.9%増)、経常利益は4億円(前期比71.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2億40百万円(前期比2億22百万円増)、増収増益を計画しています。
新型コロナウイルス感染拡大の再燃や、為替相場の変動、資源・原材料価格の高騰による仕入価格や光熱費等の上昇が懸念されるなど、先行き不透明な状況が継続していることから、通期の業績予想は当初予想を据え置くこととしました。今後、修正の必要が生じた場合には、速やかにお知らせいたします。
当第2四半期の配当金は、1株当たり4.5円といたしました。期末配当金は4.5円を予定しており、年間配当金は9円を予定しています。
当社グループは、株主の皆様への利益還元を経営上の重要課題のひとつと考え、今後の事業展開を勘案しつつ、安定的かつ継続的な配当を行うことを基本方針としています。今後も皆様のご期待にお応えできるよう、企業価値のさらなる向上に努めてまいります。
引き続き、ご支援ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2023年1月
株式会社大光
代表取締役社長執行役員 金森 武