IR 情報

株主・投資家の皆様へ

 平素は当社グループへの格別のご支援・お引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

 2024年5月期第2四半期の業績については、外部環境の回復に加え収益改善等の取組みが成果を上げ、売上高・各利益ともに過去最高数値を更新しました。
 売上高は336億90百万円(前年同期比9.3%増)、営業利益は5億74百万円(前年同期比249.9%増)、経常利益は6億5百万円(前年同期比215.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億78百万円(前年同期比298.8%増)となりました。

 外商事業においては、外食需要の回復に伴い既存得意先売上が伸長したことや、大手外食チェーンから給食・中食・病院等の幅広い業態に対する新規開拓に注力し、売上高は216億6百万円(前年同期比13.7%増)となりました。利益面については、食品価格の値上げに対応し、販売価格への転嫁やPB商品への切替提案等を進め、粗利率の向上を図るとともに、人件費や物流費等の経費抑制に取り組み、営業利益は2億18百万円(前年同期は営業損失76百万円)と大きく改善しました。

 アミカ事業においては、外食事業者向けの販売が前年同期比14.0%増と大きく伸長したことや、一般消費者向けの販売が前年同期比5.2%増、ネットショップが前年同期比10.5%増と好調に推移していることから、売上高は113億78百万円(前年同期比10.3%増)となりました。利益面については、増収に伴う売上総利益の増加に加え、光熱費等の経費が減少したことから、営業利益は8億87百万円(前年同期比33.9%増)となりました。
 新規出店については、2023年6月にアミカ富士店(静岡県富士市)、2023年10月には冷凍スイーツに特化した新業態店舗であるReica岐阜田神店(岐阜県岐阜市)を開業しました。

 水産品事業においては、2023年8月に中国による日本産水産物の全面輸入停止措置が始まり、当事業においても中国向けの輸出販売を停止したことが影響し、売上高は7億71百万円(前年同期比51.1%減)となりました。利益面については、減収に伴う売上総利益の減少により、営業損失は25百万円(前年同期は営業利益59百万円)となりました。
 輸出販売については、中国向け輸出の再開時期は不透明であるため、中国以外の販売先への輸出に向けて準備を進めています。今後の販路拡大にもつながる取組みであり、下期以降の業績改善をめざしていきます。

 通期の業績予想については、売上高は703億円(前期比8.4%増)、営業利益は13億50百万円(前期比77.1%増)、経常利益は14億円(前期比70.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は9億円(前期比112.1%増)、売上高・各利益ともに過去最高数値の更新を計画しています。
 外食産業を取り巻く環境は、インバウンド需要の回復や、飲食店や観光地への人流増加、企業活動の活発化などを背景に、明るい状況が継続することが予想されます。外商事業・アミカ事業においては、外部環境の回復や各事業の取組みを通じ売上高の増加を見込むとともに、粗利率の向上や経費抑制等の収益改善の取組みを継続し、それぞれの事業においても過去最高数値の更新をめざします。

 当第2四半期の配当金は、1株当たり5.5円といたしました。期末配当金は5.5円を予定しており、年間配当金は11円、2期連続の増配を予定しています。

 当社グループは、株主の皆様への利益還元を経営上の重要課題のひとつと考え、今後の事業展開を勘案しつつ、安定的かつ継続的な配当を行うことを基本方針としています。今後も皆様のご期待にお応えできるよう、企業価値のさらなる向上に努めてまいります。

 引き続き、ご支援ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2024年1月
株式会社大光
代表取締役社長執行役員 金森 武
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